T.REX(Tレックス) & MARC BOLAN(マークボラン) Biography |

1947年

Simeon(父)とPhyllis(母)との間に生まれる。
本名はMark Feld。ロンドン、ハックニーの病院で生まれた。

1949年

ロンドン・エルシャムでSteve "Peregrine" Took誕生
Micky Finn、サリー州で生まれる。

1959年

マーク・フェルド少年、初めてのバンド「スージー＆ザ・フラフープス」を結成。パートはベース。

1962年

ファッション雑誌"TOWN"の9月号に取上げられ、King of the modsとして紹介される。
また、紳士服のカタログでもモデルとして掲載された。

1964年

TOBY TYLER(トビー・タイラー)と名乗り、音楽活動に専念。アコースティック楽曲を創る。
Mark Feld少年の人生を変える出来事、Riggs O'hara氏にお互いの友達の家で出会い、Barnesのフラットにて共同生活を送る。

1965年

パリのホテル"Montana"でおよそ半年O'hara氏と暮らす。
(英)EMIのオーディションに参加。結果は良くなかった。
ITVの番組Thank your lucky starsとReady Steady Goに出演。
デッカ・レコードから"Wizzard"と"Beyond the Rising Sun"を発表。
芸名をMarc Bolanに改名

1966年

deccaから2nd single"the third degree"を出すが不調に終わる。その結果deccaとの契約は打ち切りに。
ヤードバーズのマネージャー、サイモンネピア・ベルの元で多くのアコースティック曲を録音。後の1974年"Beginning of the Doves"として発表される。

1967年

トニー・ヴィスコンティｰがロンドンのUFOクラブでマークと出会う。マークをプロデュースしたいと提案。

DJ John Peelと出会う。彼はマークの曲を積極的にラジオで放送してくれた。

The Whoのライブ・サポートをJohn's Childrenのメンバーとして行なう。
John's Childrenに加入。3ヵ月後に脱退。脱退の前にJohn's Childrenとして"Desdemona"などを録音。バッキング・コーラスのはずなのに、特徴的なボランの声が目立った。

EMIから"Hippy Gumbo"を出す。この曲はThe Begginng of Dovesで聴ける。

1968年

Tyrannosaur Rexとしての発のシングル"Debora"を発表。後のT.REX誕生である。

1969年

3月詩集"Warlock of Love"を出版。初版は今やプレミアとなっていて入手は困難。後年に再販されたものは、比較的入手は容易。
J.R.R. Tolkien(指輪物語の作者)の作品に影響を受けた。

ミッキー･フィン加入

スティーブ･トゥック脱退

1970年

1月ジューン・チャイルドと結婚(1994年死去) 改名後のアルバム"T.REX"の発表と共にスターダム確立への地位を固めていく。この頃、プロデューサーのTony Viscontiの紹介でDavid Bowieと交流する。Bowieは何度かマークにセッションに迎え、レコーディングにも参加させていた。また、一時期はボランにバンドの正式加入を要望したが、実現には至らなかった。

9月バンド名をT.Rexに改名。
バンド名を改名した経緯は諸説あるが、その中一つ、トニー・ヴィスコンティ氏によると、
「月の殆どをT.Rex関連の仕事をするのに、カレンダーにいちいちTyrannosaurus Rexと書くのが億劫だったので、T.Rexと短縮して書いていたが、それを見たマークは"I don't like that man!"と少し気を悪くしているようでした。」
「ところが、実際John Peel氏(Radio DJ)がラジオの放送の中で、『これは発音が出来ないんだけど、まあとにかく流すから聴いて。』という。そういう事への考慮もあり、私自身、マークにバンド名を短縮する事を勧めました。事実、簡単な名前の方が一般の印象に残るという算段も考慮していました。」

1971年

ビル･レジェンド/スティーブ・カーリー加入
2月にリリースした"HOT LOVE"が大ヒットとなり、17週間連続のチャートインに輝いた。
アルバムElectric Warriorが頂点の座に輝く。
この年はまさにGLAMROCKムーブメントのピークといっても過言ではない。翌年のその勢いは続いたが、この年の初めに行なった"T.REXとしての正式なギグ"～"HOT LOVEの爆発的なセールス記録"という短期間の衝撃は、マーク本人ですら驚いていた程のものであった。

1972年

T.REX WAX COMPANYを設立し、独立。
3月にウェンブリー・エンパイア・ホールで行なわれたライブの模様が、映画"BORN TO BOOGIE"に収録される。2005年5月に初DVD化。映像もフィルムから直接取り込みビデオ映像とは段違いの差。
アルバム"THE SLIDER"を発表。このアルバムより前に発表されたシングルMETAL GURUが大ヒット。
11月 T.REX初来日。

BBC TOP OF THE POPで"Solid Gold Easy Action"を披露。パフォーマンスが評価される。

1973年

アルバム'TANX'を発表。このTANXは、ファンに向けての"thanks"という意味として。
1972年11月に来日した際に東芝EMIスタジオで録音された'20th Century Boy"をリリース。世界中でカバーされている曲として現代に根をおろす名曲となる。
※made in japanな曲になるのですね！
ビル・レジェンド(dr)が脱退。

JACK GREENをサポート・ギタリストとして迎え、アメリカツアーへ向う。このツアー中にグロリア・ジョーンズと出会う。
アメリカツアーの後の10月再来日を果たすも、日本でもブームは過ぎ去っていた。原因は、アメリカからの情報を鵜呑みにした日本のマスメディアの稚拙な報道によるものであると、当時の日本の関係者は語っている。

1974年

12月グロリアの妊娠が発覚。

シングル"Teenage Dream"を発表するが不調に終わる。
ディノ・ダインズ(Peter "Dino" Dines)がキーボード担当としてメンバーに加入。Bolan's Zip Gunのアルバム収録に参加。 (2004年死去)

1975年

ミッキー･フィン脱退
ITVのテレビ番組「TODAY」のインタビュアーとなる。偶然なのか、この番組でインタビューした有名人の中に、同じ墓地に眠るキース・ムーンがいた。
9月26日グロリアとの間の息子・ローラン誕生。
THE BEATLESのGET BACK屋上ライブでの演奏でも良く知られるビリー・プレストンをFeatureしたDREAMY LADYを発表。
この年は、映像業界からの注目度が高く、昔から進行のあったITVのPDプロデュースによる番組"SUPER SONIC"に出演する。

1976年

1月に"Futuristic Dragon"を発表。前作のブラック色濃厚の雰囲気を精錬したまとまりの良いサウンドになるが、セールスには繋がらなかった。
テレビ番組'Rollin' Bolan'が放送される
大規模なUKツアーを開始。

11月、Steve Currieが脱退。最後のT.REX結成当初のオリジナルメンバーだった。
ベーシストにハービー・フラワーズが加入。

1977年

3月それまで不調気味だったマークは再起を約束して新生T.REX(Marc Bolan & T.Rex)を結成。
新作アルバム"Dandy In the Underworld"のプロモーション・ツアーを行い、バンドのサポートにダムド起用、共にツアーを行なう。
8月マンチェスターのグラナダTV制作による全6回放送番組「MARC」が放映が開始。この番組へは、まだ成長途中だったPUNKシーンを代表するバンドをゲストに迎える事で彼らを育て、その後のPunk Sceneに影響を与えた。
9月9日、マンチェスターのTVスタジオでテレビ番組"MARC"のゲストDAVID BOWIEと共演する。マーク生前最後の映像。この収録の模様は、9月28日に放送された。(共演部分の映像は、DVD "MARC"で観る事が出来る。
9月16日リッチモンドの自宅へ向う途中、愛人グロリアの運転する車が街路樹に激突。助手席に居たマークは衝突の衝撃で後部座席に飛ばれさた。外傷は殆ど無かったと後に彼の母Phyllis(フィリス)は語っていた。

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