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BOLANOLOGY MENUT.Rex DISCOGRAPHYTyrannosaurus Rex T.REX Other-1- Other-2-T.Rex ARCHIVESVIDEO BOOKS MISC
作者紹介
JOKA10歳で「The Slider」に出会い、7枚聞き潰す。15歳の時マーク・ボラン没(享年29歳)。 人生の目標を失うも、数年後、聖跡 Lexham Garden/Barnesに滞在(第二次ボラン・ブーム) 現在は第三次ボランブームに突入中。 |
お前の靴はクソだな・・孤独なコズミック・パンクTEXT BY JOKA「T.レックスがビートルズの再来だって?ビートルズすら、あれほど女の子に騒がれたことはないね。」(リンゴ・スター) 「T.レックスはドイツではヒットラー以来の大物と言われたよ。」 ![]() そして、マークの大好きな、有名人との交友。
(エリック・ホール-EMI) 「マークはスポットライトを浴びるのが大好きだった。そのとき一緒にいる人物が有名なら有名なほど喜んだ。」 (キース・オールタム:マークの広報) 「リンゴとマークはしばらくの間は親しかったが、マークがジューンと別居してから会うことはなくなった。ハリー・ニルソンはマークの、というよりリンゴの親友だった。マークの交友関係を支えていたのは彼自身より、むしろやり手の妻、ジューンだったようです。
「ボーン・トゥ・ブギーはマークとリンゴのエゴのぶつかり合い映画さ。どっちが目立つかっていう。」 結局、芸能界でマークにとって親友といえるのは、15歳の頃からのモッズ仲間、DJのジェフ・デクスターだけ。 「昔からの知り合いだからね。彼の大ぼらに呆れることもないのさ。」そしてもう一人、マークにしては珍しく長きに渡る友情を結んだスターがいます。
お前の靴はクソだな・・・親友/ライバルとの出会い1966年、音楽事務所で、二人の無名の野心家の会話。やせぎすで長身・長髪の若者は、背の低い、モッズのマークと対照的です。
マーク 「俺はシンガーだ。」 若者 「ふん、俺もさ。君はモッズ?」 マーク 「そうだ。モッズの王様だ。・・・お前の靴はクソだな。」 この後、マークはデビッドに最新ファッションを手に入れる秘訣―カーナビー・ストリートのブティックのゴミ箱あさり―を伝授し、二人は長きに渡る友情で結ばれることになります。 長くて、複雑で・・屈折した友情で。
マークはコズミック・パンク?マークの言動はメディアには常々「傲慢」と言われてきました。しかし、今みると、(パンク登場のずっと以前から)自称していた、「コズミック・パンク」かくありき、という感じです。いくつかマークのパンクっぷりを示すエピソードを。(ここではマークの一人称を「俺」とすることにします。)
1971年 ロサンゼルスのウィスキー・ア・ゴーゴーにてT.レックスの演奏はものすごく音量が大きく、しかも下手。曲の合間のマークのMCはアメリカ人にとっては、もろ「英国のオカマ」のアクセント。 後期ビーチボーイズのメンバー、ブルース・ジョンストンが、たまりかねて、ロックの先輩として、アドバイスをしに、楽屋に行った。 ブルースのマークの印象は「少女みたいな顔で、しとやかな英語を話す青年」 しかし実際のマークの言葉は「F*ck off, man. あんたは本物のビーチ・ボーイズですらないじゃないか。俺はお前のクソなんて聞きたくないね。」 ブルースは、しばらく唖然としていたが、正気になると楽屋から飛び出していった。
ミック・ジャガーにセクハラ?1972年のある日、ローリング・ストーンズのバックステージ・パスをキース・オールタム(広報)から貰ったマークは、大喜びでステージに上がる直前のミック・ジャガーの楽屋を訪ねる、と言い出した。
マーク「いや、平気、平気。」 マークが楽屋に入ってドアを閉めた直後、ミック・ジャガーの悲鳴が。 ミック「こいつをつまみ出せ!」「こいつは俺のタマを握ったんだぜ!!」
逞しい警備員が二人、マークのそれぞれの腕を抱えて楽屋から引きずり出した。 レコードウィークリー 1972年1月1日号より高級ホテルの豪華なバーにて。商談を終えたビジネスマン達が一杯やっていた。そこに擦り切れた毛皮のコートにグリーンのハイヒールといういでたちの、痩せた、縮れ毛の女性が入ってきた。見るからに売春婦ファッションの彼女に、4人の紳士が一斉に叫ぶ。「彼女を捕まえろ!」 毛皮の女性は5フィートそこそこの短躯をいっぱいに伸ばして、こう言い放った。
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